音楽をしている方なら、聞いた事があると思います。
声帯
という言葉。
※上の画像は日本耳鼻咽喉科学会よりお借りしております。 参考文献は声の悩みを解決する本です。
声帯は、左右2枚のひだからなっています。
位置として、喉の奥、咽頭下部から気管へ通じる部分(喉頭)にあります。
喉頭には、呼吸をする、物をのみこむ(嚥下)、声を出す(発声)という3つの重要な働きがあります
声は、息の流れから作られます。
息を吸う時に左右の声帯は開き、空気は自由に通過できます。
声を出す時には、閉じて息を吐き出します。
この時に通過する空気の流れ(呼気)は声帯の振動(開閉)の数だけ分断され、気流の振動波を作ります。
その振動波を音として聞いているわけです。
しかし、私たちが聞いている音は空気の振動波で、声帯の振動そのものではありません。
音質(声質)は、声帯の構造によって異なります。
男性は女性よりも低い声を出します。
それは声帯が太く、長いために振動数が少ないからです。
しかし、はっきりとした言語とするためには、口と舌の動きと重要になってきます。
声は声帯 口 舌 息遣いが大事になってきます。
声帯の重要性が理解できましたでしょうか?
声帯は呼吸の時には開いて、発声の時には閉じて吐く息によって振動しています。
食道は普段は閉じているため、食道に空気が入ることはありません。
物をのみこむ時には声帯は閉じて、その上から喉頭蓋が蓋をします。そして食道入り口が開くため、食物は喉頭・気管に入ることなく食道へ入っていきます。
声帯を直接鍛える事は難しいのですが、声帯に関係する筋肉を調整する事はできます。
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